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2008年12月 3日 (水)

DS『采配のゆくえ』コーエー、2008年

関ヶ原の合戦を体感できるアドベンチャーゲーム。

主人公は、どうみても20代にしか見えない石田三成。三成となったプレイヤーは、「戦略」のパートで情報を集め、「合戦」のパートで言うことを聞いてくれない戦国武将たちを「説得」することによって、西軍の勝利を目指す。まさに「逆転関ヶ原」なのである。

と、書いてみたのは、私は本作はカプコンの『逆転裁判』シリーズのスタッフが会社をコーエーに移し、時を戦国時代に変えたのかと思っていたら、特に『逆転裁判』のスタッフが関係していたという情報を得ることができなかった。これって、本当に関係ないんですかね。。

ハッキリいってキャラクターの造形や台詞回し、演出、アシスタントに女の子、ゲームのシステムなどまったく『逆転裁判』と同じである。

ユーザーとしては、面白ければそれで良いので、両者の関係を云々する必要はないのですが、でもまぁさすがコーエーというか、歴史上の関ヶ原の戦いをほとんど忠実に再現しているという感じで、歴史ファンや司馬遼太郎『関ヶ原』などを読んだ人にはよくわかる小ネタが仕組まれており、けっこう楽しめる。私は司馬関ヶ原を読んで、三成頑張れと思った者だが、あそこで描かれていた三成はのろしを上げて督促したり、使者を出したり、自ら説得に当たろうとしたりと、一人気を吐いていた。本作はそうした三成のエピソードを巧みに使って、ゲームとしての楽しさを作り出している。

しかし、難易度は最近のゲーム一般に言えることだが、極めて低い。私のようなやりこまない系でゲームが余り得意でない人間にはありがたいが、一般ゲーマーには物足りないかもしれない。

次回作は、あるんでしょうか。コーエーには『三国志』など多彩なコンテンツがあるのだから、類似品はいくらでもできるだろう。でも、本作の「説得」という手法を使うなら、やはり「説得」本家の『維新の嵐』のリメイクが面白いかな、と。

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