昨年は、年の暮れのご挨拶もなく、何となくフェイドアウトでわがブログも年を明けたということでご挨拶させていただきます。あけましておめでとうございます。
当初の予定とは異なり、だんだんと時間をかけない趣味ブログと化してきた当ブログですが、今年初のエントリーはまさに趣味。しかもBUCK-TICKライブレポ。しかも年越しで。
BTライブは昨年に引続き。2000年あたりから毎年12月29日は武道館ではBTがライブをするようになっているようだが、少し不思議なことは、最新アルバムの総売上が3万枚程度のバンドが武道館でライブができるということ。考えてみれば、これは凄いことで武道館は最大収容人数1万5千人程度らしいので、アルバムを買った人間の約半数がこのライブに足を運ぶことになるのだ。これだけファンとバンドの連帯感が強く、またどれだけ秀作を制作しても一般の人から「バクチクってまだ新曲つくってるの?」と思われてしまうぐらい、一般人から隔絶された世界が凄い。というか、ブームによるファンがいないためにチケットの争奪戦がないというのもありがたい。かくいう私も二週間前くらいに楽々とチケットを取れたのだ。
というわけで当日、足を運ぶと武道館の門内には何故か長蛇の列。あれはイベントグッズの列なのか、それとも指定席でない人の群れなのか。よく分からない。私は指定席であったので普通に入れたのだが、上記の通り、ギリギリになってチケット購入したため、席は二階席のステージの真横。周囲には私と同年輩かそれ以上の男性や女子高生らしき人がいたが、10代の子は一体何をきっかけにBTを聴いたのだろう。しかも後に分かったことには彼女たちはライブ慣れしていて、手の動きや掛け声も堂にはいっていた。17:30開場、18:30開演なので18:20ぐらいに席についたが、開演時間になっても席はまばら。いつもは真正面とかだから気づかなかったが、真横の席だと全体の空席状況が見渡せる。どーなってるんだと思っていると、40分ぐらいに席は埋まり始め、45分ぐらいになるとだいたい埋まる。ライブで開演時間通りに始まったためしはないなぁ、と思っていたが、なるほど、これだけ空席があれば、バンド側としてもやりたくないし、まだ外で並んでいる人たちに気遣って開演しないのもうなずける。
そうこうしているうちに、開演される前に流れていた何故かジャズの音楽が途切れ、会場は真っ暗に。真横の私はステージに続々とメンバーが上がっていくのが見えたが、正面には垂れ幕があり、正面席の人々には見えていないらしいが、垂れ幕にライトアップされているだろうロゴとかは見えず、後ろで次々に垂れ幕を落としていくスタッフの姿しか見えない。そして最後の幕が落ちると「あっちゃん」こと櫻井敦司の黒いシルクハットに杖というチョコレート工場の主人のような悪魔然とした姿がライトアップされ、一曲目「Mr.Darkness&Mrs.Moonlight」が。この曲は最新アルバム『天使のリボルバー』の一曲目でライブの開演にまさに相応しい。私など「悪魔がいる、悪魔が降臨なさった」とクラウザーさんのファンのように引き込まれていく。次の「 La vie en Rose 」は、サビでのあっちゃんの昭和歌謡な踊りに笑わせてもらい、来ました「モンタージュ」ッ!!この曲はBT屈指のライブ向けの曲で、「バラードなんか聴かねぇよ」なプリミティブな私が大好きな曲で盛り上がる。「Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah !」な曲なので、私も合唱。ここまで暗黒ソングがつづいた後でポップな「リリィ」。で、次はあっちゃんの「もっと狂わせてください」とのMCの後、「狂いそうだ 狂いそうだ」だから「CREAM SODA」。あっちゃん、狂ってましたねぇ。今回、ずいぶん機嫌がよろしいようで、狂い謳ってくれました。次は旧曲「MY FUNNY VALENTINE」。私、これも好きなのよね。ポップでファンキー、あっちゃんの低音コーラスがいいんだなぁ。生であの低音コーラスが聴けて感激です。次も旧曲「Tight Rope」、新曲「Snow white」 と美しく謳いあげてたねぇ。次が「見えない物を見ようとする誤解、全て誤解だ」。名作『six/nine』からシングルカットされたし、ライブでよくやるから人気があるのだろうけど、いまだによく分かりません。これが私が「大ファン」でないところでしょうか。で、「スパイダー」、「むじょお~だ~」の「絶界」とつづき、「20年やってきました。ありがとうの気持ちを込めて」とシングル曲「RENDEZVOUS~ランデヴー~」。いまどき、「ランデヴー」という曲名を新曲につけられるのはBTだけでしょう。そのカッコ悪さを堂々とやってしまえるところがカッコイイ。CDで聴くと大した曲ではなく、BTはいつもシングル選びが下手だと思っていたが、ライブでやるとさすがにシングル曲。一番盛り上がったねぇ。何度も「ありがとう」っていってくれる曲だしね。そして「Alice in Wonder Underground」「BEAST」「REVOLVER」「RAIN」とアルバム屈指の名曲をつづけてライブは終了。
もうおっさんの私は立ちっぱなしで疲れて休んでいると、アンコール。
アンコールは、今井寿が「楽しんでる・・・け」とMCした後、彼のボーカル曲「Sid Vicious ON THE BEACH」。この曲は、私が一番BTを離れた頃(アルバムを一回ぐらいしか通して聴いていない)の曲なので、皆さんはサビで合唱していたが、参加できず。次はあっちゃんが戻ってきて、今井寿のテクノ魂を昇華していた頃の「Baby,I want you.」。これいいなぁ。私、YMOから音楽に入った人間だから、テクノな踊れるロックは、音楽の原初体験を呼び起こす。次は「JUPITER」。これもバラードながら、いい曲だねぇい。好きです。ここで1stアンコールが終って、次のを待つ。
2ndアンコール一曲目は、「SEXUAL×××××!」。歌い終わった後に「20年前の曲です」とMCが入ったが、ダサカッコよいねぇ。そして、次は「die」。で、このあたりで観客は期待を込め始める。というよりアレを聴きたいのだ。
大日本ツンドラ教賛歌「夢魔-The Nightmare」を。
あっちゃんとみんなと「ツンドラ」したいのだ。周囲でも「ツンドラ、やんないの?」という声が聞こえ始める。しかし、次の曲は「MY EYES&YOUR EYES」という20年前の地味なアルバム名曲。。これには少なからずずっこけたが、まさに唯我独尊。彼らの不器用さとファン心理を虐めるサディスティックな姿勢に感心するが、その時、「ちゃらちゃらちゃらちゃらちゃららり~」とギターが奏でられると、「ああっ」と曲さながらの歓声とともに「スピード」ッ!これによって、何か鬱屈した気分もぶっとび、スピードでキメられるのだ。これで何となく、帳消し。ドリフの「ババンバ、バンバン、バン」みたいなもので、ライブも締まる。
ここまで長々と書いてきたが、今回の感想としては、あっちゃんのご機嫌が好かったのが、一番よかったなと。こちらは客なんだけど、相手は魔王なのでこちらも気を使ってしまうのが、悲しいところ。でも、バンドがご機嫌に最高のアクトを見せてくれることが、一番いいことなんだな。私に向かって手を振ってくれた(と皆が思っている)ユータとあっちゃんのからみが多かったのも、きっと女性ファンを満足させたことでしょうしね。
セットリスト(たぶん)
Mr.Darkness&Mrs.Moonlight
La vie en Rose
モンタージュ
リリィ
CREAM SODA
MY FUNNY VALENTINE
Tight Rope
Snow white
見えない物を見ようとする誤解、全て誤解だ
スパイダー
絶界
RENDEZVOUS~ランデヴー~
Alice in Wonder Underground
BEAST
REVOLVER
RAIN
EN1
Sid Vicious ON THE BEACH
Baby,I want you.
JUPITER
EN2
SEXUAL
die
MY EYES&YOUR EYES
スピード
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